ブックタイトル筑紫樓_会社案内

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概要

筑紫樓_会社案内

01 Sharks Fin Chinese Restaurant料理人にはそれぞれ個性があり、目差す方向性や考え方も異なります。一方で、お店としては、守らなければいけない味があります。私は、基本技術をきちんとマスターした時点で独立し、自分自身が目指す味・方向性に進んでお店をやりたかったのです。最初は、ふかひれとは全く関係なく、四川料理からスタートしました。そのうちふかひれと出会い、のめりこみ始めました。当時、ふかひれは高級食材として、一般市場にはあまり出回らずに、ホテルに納品されることがほとんどでした。高級食材としてのふかひれをなんとか安くお客様にご提供できないものか…。そうして思いついたのが、ふかひれスープをかけた丼とラーメンでした。手の届かなかったふかひれが、美味しく気軽に食べられると言うことで大きな話題を呼び大ヒットとなりました。私自身ふかひれをやり出してから、どんどんふかひれの面白みにはまるようになりました。ふかひれを研究しに気仙沼に行き、鮫の水揚げから乾燥・加工の技術まで習得しました。自分で作業をやるようになり初めてわかったことがたくさんあります。ふかひれは乾物なのですが、元の質が悪いと戻したときに影響が出てくることなど。乾物でもやはり新鮮さが大事です。ふかひれは実に奥が深く面白い食材だと思いました。何度か試行錯誤していくうちにどんどん探求心がくすぐられ、面白みにはまっていきました。「ふかひれ」とひと口に片づけることはできません。世界には何千種類もの鮫が存在します。それぞれ特徴も違いますし、尾ビレ・胸ビレ・背ビレと部位によって風味も違います。ふかひれの種類や料理の種類、お客様の嗜好にあわせ、お客様に満足していただく料理をご提供し、ふかひれへの飽くなき探求と情熱に邁進し続けます。ふかひれの奥は深い。やればやるほど面白みにはまっていきました。代表取締役会長岡田 久徳Hisanori Okada